『新・バフェットの教訓』を読んで学ぶ、投資の本質

2025-11-21

投資

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『新・バフェットの教訓』を読んだ。


バフェット関連の書籍は今までも何冊も読んでいるが、この本は初めて手に取った。過去に触れた教えも多かったが、あらためて読むことで「大切な投資の原則」を再確認する良い機会になった。また、新しい気づきもいくつか得られた。

この本で特に印象に残った教訓を、2回に分けてメモしておきたい。

まずは投資に関する部分から。


「今日、株を買ったんだ」ではなく、「今日、ビジネスを買ったんだ」と発言する人は、豊かな生活を送れるようになる。

これはその通り。投資とは株券を売買しているのではなく、企業の一部を買っていると認識すべきである。


あなたが良い投資をしていれば、たとえ5年先まで市場が閉鎖されたとしても、平気な顔をしていられるはずだ。

短期の株価変動に心を揺らさず、一度買ったら安心して長期保有できる良い企業を良い価格で買うべき。


自分の感情をコントロールできれば、これは簡単なゲームだ。

楽観と悲観を繰り返す株式市場で、ビジネスライクに淡々と「価値と価格の差」に注目して売買できれば、投資は簡単なゲームであるとのこと。


投資の際に鍵となるのは、業界がどれだけ社会に影響を与えるのか、もしくは、業界がどこまで成長するかを見定めることではない。特定企業の競争優位性がどこにあるか、究極的には、その競争優位性がどれほどの“揺るぎなさ”を持っているかを見定めることだ。

「良い企業」の定義は「モート(競争優位性)を持っている企業」だと言える。企業分析では常に「この企業はモートを備えているか」を注視する。


我々が望むのは、”揺るぎない競争優位性”を備えたビジネスだ。我々は理解の範囲内のビジネスを望む。我々は信頼を寄せられる経営陣を望む。それから、我々は道理に適った価格を望む。

ビジネスモデルが理解でき(Make Sense)、競争優位性があり(Moat)、経営陣が誠実で(Management)、そして価格に安全域がある(Margin of Safety)。投資では4つのMを意識したい。


好機は稀にしか訪れない。空から黄金が降ってきたときは、おちょこではなくバケツで受け止めなさい。

良い企業が安売りされることは数年に一度しか起こらない。好機が訪れたときは恐れずに大きく投資する必要がある。


あなたが本心から望むのは、インフレの影響を価格に転嫁できる企業、インフレによる巨額の資本投下を必要としない企業である。

「値上げできるか」はモートがあるかを判断するのに最適である。モートがあるサービスは代替性が低いため、値上げしても消費者は黙って払うしかない。


我々が考慮する要素は帳簿価格ではない。我々が考慮する要素は将来の収益だ。

これはなかなか響く内容。自分はいま、企業価値の算定に「資産価値+割引率を加味した将来の収益」で計算しているが、少し資産バリュー寄りの結果になることがある。もう少し収益性を重視する計算モデルに式を直ししたい。


金は(前略)地中から掘り出される。我々は(中略)別の穴を掘って保管室を据えつけ、ふたたび地中に延べ棒をしまい込む。これを誰かが火星から眺めていたら、きっと首をひねっていることだろう。

転売以外には収益を生まない金に対する、バフェットらしい一言。


この世界において、レバレッジはさほど必要とされない。あなたが賢明ならば、借り入れをしなくても大金を稼ぎだせるだろう。

肝に銘じておきたい言葉。リタイア生活において、投資で目指すは「収益の最大化」ではなく「人生を満喫するのに必要十分な資産の確保」である。目的にそぐわないリスクを取るのは避けよう。


配当を支払うかどうかの分かれ目は、内部留保1ドルを使って生み出す株式市場価値が、1ドル以上を維持できるかどうかである。

バフェットは利益剰余金(企業が創業以来蓄積してきた税引き後利益)が企業の時価総額を上回っていた場合、つまり利益剰余金 > 時価総額のとき、企業は効果的に使えていない資金を配当に回すべきだと言っている。


まとめ

バフェットの投資スタイルを一言でまとめると、「良い企業を、安く買い、長く持つ」と言い表せるだろう。今回学んだ教訓を胸に刻み、引き続き企業投資を続けていきたい。


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十数年の経営者生活を経て、現在ほぼFire。「めでたしめでたし」で物語が終わった後の長い人生、どう満喫するかを探求しています。このブログでは、リタイア後の旅や暮らし、健康、思索、資産運用など、気の向くままに記録していきます。同じく「めでたしの後」を歩む人たちとつながりながら、暮らしをより良く、少しずつ充実させていけたら嬉しいです。

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