すでにFIREを達成している身として、「お金に関する入門書」を手に取ることはほとんどない。必要な知識と実践はこれまでに身につけてきたし、今さら基礎の本を読む動機も薄い。
とはいえ、『お金の大学』がベストセラーになっている理由には少し興味があった。どんな内容が、これほど多くの人の背中を押しているのか——そんな軽い好奇心から、試しに読んでみることにした。
なお、自分は著者のYouTubeを見たこともなく、ファンでもない。予備知識も先入観もないため、内容をフラットに評価できる立場である。
本記事では、実際に読んでみて感じたことを、FIRE済の視点から率直にまとめていく。
結論:よく書けている
先に結論を書くと、よく書けている。本に書かれていることのほとんどは、自分が過去何年にもわたって実践してきた内容だった。
全体構成は“広く浅く”。だが、必要なエッセンスはきちんと網羅されている。
もちろん、
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不動産
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車の買い方
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税金・節税
投資
「使い方」と「守り方」が薄くて笑った
読んでいて思わず笑ってしまったのが、「お金の使い方」と「お金の守り方」のページが極端に少ないことだ。数ページほどしかない。
だが、これも本書の目的を考えれば納得できる。本書は「資産形成のスタートラインに立つための本」であり、“使う・守る”はその先のフェーズだからだ。
もし希望を書くなら、
経済的自由を手に入れた層向けに「お金の使い方」「お金の守り方」に特化した続編を出してくれたら、ぜひ読みたい。
まあ商業的にはあまり売れないだろうが。
読んで気づいた「自分用のメモ」
本書を読む中で、いくつか「今の自分にも役立つ視点」があったので記録しておく。
● サブスクの可視化
固定費を棚卸しするのは大事だと改めて感じた。
最近、固定費リストを更新していなかったので、この機会に見直してみよう。
● お金を使うとき“旬”を意識する
そのタイミングでしか価値が最大化しない“旬”がある。親孝行、レアイベント、チャンスのタイミングの事業投資などだ。
「今が旬か?」という問いは、お金の使い方を考えるうえで有効な視点だと思った。これは今後もっと意識していきたい。
まとめ
『お金の大学』は、経済的自由を目指したい人にとって良いスタート地点になる本である。
この一冊で広く浅く全体像を把握したうえで、自分が興味を持った分野を深堀りしていくのが良さそうだ。
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